<銀河標準科学においてのES細胞>
先端技術研究機構 (RIAT)宇宙生命論でいうところのES細胞とは、未分化のES細胞(血小板細胞)のことをいいます。
血小板は成長の段階で各種のリンパ球や顆粒球に分派して行きますが、その大半の血小板細胞は赤芽球を経て赤血球へと成長して行きます。
成長した赤血球は自ら「造血幹細胞」へと成る為に「脱核膜」を起して、円盤状の赤血球へと形体を変化させて行きます。これは核膜の構成を解いて、内部の核酸と細胞質が直接触れ合わせる為のものであり、その結果「無限増殖」を可能にする無核細胞と変じた赤血球が、無糸分裂を連続的に行なって小さな細胞体を大量に造り出します。それがいわゆる血小板細胞(赤血球の子供達)であり、未分化のそれはES万能細胞として身体組織の細胞欠員の補充役として働きます。
つまり一個の赤血球は、脱核して扁平細胞と変じてから盛んに核酸増殖を行って、最大で36setのDNA単位を自らの体の中に抱えます。核酸の複製作業が飽和状態を迎えると、赤血球は36個の破片細胞に分割され、造血幹細胞としての自己の本分を努め終わります。破片細胞とは所謂「血小板細胞」の事であり、一個の赤血球が36個の血小板細胞に分かれて生まれ変わるのです。核膜も持たないこの小さな血小板とは、分化前の「ES細胞(万能細胞)」であり(核膜はまだ作っていないが核酸は有している)、これらの血小板細胞が再び血球に分化して行くばかりか、身体の全細胞の補充要員と成って生体細胞量の一定維持が図られているのです。もし肝臓の細胞が死んだら、肝臓ヒールはES血小板細胞をズザネ管で捕獲し、その幼弱な細胞を一人前の肝細胞へと成長させる誘導を行う訳です。
別途白血球やマクロファージは、最初の血小板の段階から独自の成長行程を刻んで行きます。